『よくわかる！フランチャイズチェーン収支モデル比較ハンドブック』セミナー（web開催）を開催

『よくわかる！FCチェーン収支モデル比較ハンドブック』について

フランチャイズ研究会では、当書籍の初版を2017年2月、改訂版を2020年3月、二訂版を2025年3月に発刊してきました。FCに加盟するにはどれだけ資金が必要なのか、開業後にどれだけ売上・利益がでるのか、という点は、加盟希望者にとって最大の関心事です。いったんFC加盟すると簡単にはやめられないことから、慎重にFCを選択する必要があります。
当研究会では、加盟希望者に対し、1つのFCに決め打ちをして加盟するのではなく、複数のチェーンを比較検討するよう助言しています。意中のFCに加盟する場合であっても、他チェーンと比較することで、ビジネスモデルや本部サポートの違いがわかるからです。
ハンドブックは、収支モデルや本部から加盟店へのサポートなどを横並びにし、比較検討しやすくしています。
好評により発刊した改訂版から５年が経過したため、今回はデータを更新するだけでなく、新業種を4つ追加、業界トレンドも追記しました。今回の調査では、小売業から4業種（コンビニエンスストア、リユース（買取）店、高齢者向け配食サービス、無人食品版売）、外食業から4業種（カフェ、居酒屋、ラーメン店、焼肉店）、サービス業から8業種（学習塾、理美容、リラクゼーション、フィットネスクラブ、ハウスクリーニング　高齢者向けデイサービス、放課後等デイサービス　無人ゴルフ）を選び、初期投資額や収支モデル、研修制度などを業種内各社で比較しました。
加盟募集資料や法定開示書面、ホームページなど、公開されている情報を収集し、その範囲内で比較しています。なかには、公開情報ではごく一部しか情報提供していないFCも存在します。
よって、本書で紹介する情報だけでは、加盟するチェーンを決めるにあたり、十分ではないことを予めお伝えしておきます。
しかしながら、本書での業種内各社の比較は無意味ではありません。限られた情報であっても、各社の内容を並べて比較することで、疑問点が湧いてくると思います。各社の金額の違いから、加盟金やロイヤルティの対価として本部が提供するサポートが何なのか、
考えるきっかけになります。